TRAINING SENSOR RESEARCH 2026

トレーニングセンサー(VBT)徹底調査
PoinT GO・Stance Fitness・WurQ + 市場15製品

クロスフィット種目・Android スマホでの実用性を軸に、
企業の歴史・技術方式・価格・実ユーザー評判まで調査
調査日 2026-09-12(土)/全情報は一次ソース(公式サイト・Kickstarter・Companies House・レビュー)で裏取り済
🆕 2026-10-12 3製品の最新状況を再調査して更新(WurQ=iOS専用と判明・月額制/Stance=デッドリフト対応・Android はまだ/PoinT GO=大きな変更なし)
結論(先出し)

Android でクロスフィット種目を測るなら PoinT GO(韓国・₩238,000) が最適。Stance と WurQ は現状Androidで使えません。

PoinT GO ◎|Android/iOS両対応・日本語UI・クロスフィット直結の Weightlifting/Jump/RSI/ROM を1台でカバー・買い切り+サブスク無料・₩238,000(≒2.4万円前後)・韓国実ユーザー評価 4.9/5(37件)
Stance Fitness ✗|iOS専用のまま(Android 版は「2026年第3四半期」予定だったが、10/12時点で未公開)。2026年5月にデッドリフト対応して、スクワット・ベンチ・デッドリフトの3種目に。それでもスナッチ・クリーン・懸垂は非対応で、パワーリフティング特化のためクロスフィット用途とは方向が違う。
WurQ ✗(10/12更新)|CrossFit公式パートナーで種目の対応は最適。ただしアプリが iPhone(iOS)専用で、Androidでは使えないことが公式FAQで判明。料金は月額$15〜(本体は無料で付属)・第4バッチ予約受付中。Android 版の予定は公表なし。

0.まず「Step Go」の正体を特定しました

「Step Go(韓国)」という名前の製品は、検索しても pedometer アプリしか出てきませんでした。「VBT系のはず」とのヒントから韓国語で 속도기반 트레이닝 VBT 센서 국산(速度ベーストレーニング VBT センサー 国産)で再検索した結果、「PoinT GO」(포인트고)が該当と判明。発音が近いため、同じ製品を指していると考えられます。以降 PoinT GO として記載します。
STEP 1
英語圏で空振り
「StepGo」「Step Go」+VBT/barbell/CrossFit すべて該当なし
STEP 2
VBT全製品リスト照合
VBTcoach の網羅リスト22製品にも Step Go は不在
STEP 3
韓国語で直撃
속도기반 트레이닝 VBT 센서 국산 で PoinT GO がヒット
STEP 4
裏取り完了
公式サイト・Kickstarter・企業登記情報まで確認

1.PoinT GO(韓国・Pie Healthcare)

PoinT GO
🇰🇷 大韓民国・ソウル|PIE Healthcare Co., Ltd.
本命 Android対応 日本語UI サブスク無料

企業プロフィール

社名PIE Healthcare Co., Ltd.(파이헬스케어)
設立2015年(本製品は2025年末にKickstarter展開)
所在地ソウル特別市 冠岳区 南部循環路1801 Lapis Building 8F
事業者登録番号210-86-00111
CEOPark Seung-hwan(박승환)/ソウル大学 機械航空工学科出身。同大OB・知人と共同創業
他ブランドCiriusPet(ペットヘルスケア)/Cirius(疼痛管理)/PoinT(フィットネス会員管理CRM)
出自フィットネス業界向けCRMソフト開発から出発 → 現場の計測ニーズを捉えてハード参入
問合せpoint-go@piehealthcare.kr
SNS(10/12確認)公式サイトの下部にあるのは、会社の別ブランド「포인티(POIN-T)」のアカウント=YouTube「물리치료사가 알려주는 일상관리-포인티」(理学療法士による日常ケア)/Instagram @point_crm(専門家向けの会員管理ツール・フォロワー53)。PoinT GO 専用の SNS アカウントは見つからず(X・TikTok・LinkedIn も該当なし)。日本の代理店 フルークフォレストの SNS=Instagram・X・Facebook

製品スペック

センサー高精度 IMU(加速度計+ジャイロスコープ)
サンプリング800Hz(公式Researchサイト表記)。⚠️10/12再確認:同社のコーチ向けサイトでは「1秒に60回のサンプリング(60Hz)」と表記=ページで数字が食い違う(内部の計測と、スマホへの送信の回数の違いの可能性があるが未確認)
精度98%以上(大型プロ機材との比較データで継続的に補正中と公表)
装着方法手首ストラップ or マグネットマウントで器具・バーベルに直付け
価格(公式)₩238,000(韓国公式ストア・現行価格)
価格(KS時)$119(57%OFF・150人完売)/$129(53%OFF)/$149(46%OFF)→ 定価換算 ≒ $276
同梱物センサー本体×1/センサークレードル×2/リストストラップ×1/オンボディストラップ 長・短 各1/USB-C充電ケーブル×1
アプリPoin-T GO Connect(Android / iOS 両対応)+ PoinT GO Coach Web
対応言語英語・日本語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語
課金買い切り。個人利用のアプリ・Coach Web は完全無料・サブスクなし(Premiumは任意=クラウド長期保存・B2B/コーチ向け管理ツール)
ユーザー評価★4.9 / 5(37レビュー・★5が34件/★4が3件/★3以下ゼロ)

1台で測れる10指標(公式表記は「8機能統合」)

VBT
バーベル速度・パワー・疲労分析。速度低下率でセット中断判断
Weightlifting
スナッチ/クリーン/クリーン&ジャークの区間別速度分析
Jump
跳躍高・滞空時間・離陸速度。下半身爆発力
RSI
反応筋力指数。接地時間と爆発力=プライオメトリクス指標
ROM
関節可動域。動作追跡・柔軟性・リハビリ進捗
1RM推定
Load-Velocity Profile から最大挙上を実際に挙げずに予測
Isometric
保持時間・安定性の分析
Throws / Swing
スラムボール・ゴルフ・野球のスイング速度
Rotation
回旋動作のデータ測定
疲労・コンディション
速度の微細変化から当日の疲労度を判定

リアルタイムフィードバックの中身

速度ゾーン表示

目標速度帯(例:筋力向上 = 0.3〜0.5 m/s)を画面に可視化し、1レップごとに今の速度がゾーン内かを即時表示

音声+色キュー

速度が落ちると「Faster!」の音声と画面色変化で即フィードバック。"意図"を引き上げて効率を上げる設計

LVPチャート

Load-Velocity Profile を時系列グラフ化。推定1RMの推移も可視化され、成長が目に見える

AI機能(Kickstarterで明示)

Kickstarter 実績(2025-11-18 〜 2025-12-29・40日間)

調達額

$38,766

目標 $3,000 に対し1,292%達成

バッカー

277人

Super Early Bird($119)は150枠完売

配送

世界各国

2026年3月配達予定・標準送料無料枠あり

実ユーザーの声(韓国公式サイト・要約)

「역도(ウエイトリフティング)モードで区間別速度を視覚データで確認でき、どの技術的ディテールに集中すべきかが明確に把握できた。VBTの現場活用度は期待以上で、連続実施時にリアルタイムの速度低下をモニタリングして『いつセットを中断すべきか』『今日のコンディションに合う最適重量はいくらか』を誤差なく設定できるようになった。この精度のデータで20万ウォン台は破格。」
임용빈さん ★5(ウエイトリフティング中心のトレーニー)
「1ヶ月使用。①汎用性:既存のケーブル式はバーベルの直線速度測定には良いが、역도・回転動作・RSI測定など広い範囲では制限があった。これは多方面に使える。②コスパ:他デバイスは為替を考慮すると最低60万ウォン台から。PoinT GOは23万8千円、割引で20万ウォン台。③携帯性:小さいのでポーチに入れて現場に持ち出せる。」
김지운さん ★5(1ヶ月実使用)
「④正確性については正直に言うと、初期は測定値が飛んだり、チェーンを使った訓練やデッドリフトでは誤差が少しあった。ただしこうしたエラーを本社に報告するとほぼ翌日にリアルタイムでアップデートしてくれる。アップデートが"最強"です。」
김지운さん ★5(同上・弱点への言及部分)
「外産VBT機器(GymAware、Vitruve等)は高価な上に海外配送・A/S問題など参入障壁が高かった。国産で合理的な価格帯でありながら機能面で全く劣らない。単にバーベル速度だけでなく、VBT/Vertical Jump/ROM をひとつのセンサーで管理できるのはコーチング現場で大きな効率。」
구민석さん ★5(1ヶ月実使用・コーチ視点)

2.Stance Fitness(イギリス・ロンドン)

Stance
🇬🇧 イギリス・ロンドン|Stance Fitness Ltd
iOS専用 スクワット・ベンチ・デッドリフトのみ Android未公開

企業プロフィール

社名Stance Fitness Ltd(英国法人番号 13006785)
設立2020年・ロンドン
CEO/創業者Alex Freeman
アクセラレータTechstars London '22 採択
ユーザー1,000人以上のパワーリフターが利用と公表

製品・価格

方式IMU(加速度計)+スマートウォッチ連携。バーに装着して計測
計測レップ数・バー速度・テンポ・可動域・RPE記録・セット動画・sticking-point(つっかかり点)検出
現在価格£132(10/12時点・「セール価格」表示。通常価格の表示はなし)。9/12時点は £120(デッドリフト実装後 £140 予定)だった。買い切りで月額なし・30日返金保証・センサー12か月保証
同梱物トラッカー/マウント/ストラップ/ケース/充電ケーブル
配送全世界送料無料。UK国内2日発送・国際3〜14営業日
対応OSiOS のみ(10/12時点)。公式:「Android app release is on track for Q3 2026」(第3四半期=9月末までの予定だったが未公開)。Android 版は予約(pre-order)を受付中。⚠️9/12時点の「Android へ移るには追加£90」は、10/12時点の製品ページでは「いつでも無料で切り替え可能(Switch between them any time, at no cost)」に変わっている
対応種目スクワット・ベンチ・デッドリフトの競技動作のみ(テンポバリエーション非対応)。デッドリフトは2026年5月に正式対応(ロックアウト時の速度と衝撃で精度が崩れ、開発に12か月以上かかったと公式)
Android ユーザーには現時点で不適合:アプリが iOS 専用のため、今は使えません(Android 版は予定の9月末を過ぎても未公開)。さらに対応種目がスクワット・ベンチ・デッドリフトのみで、クロスフィットの中核(スナッチ・クリーン・C&J・懸垂・ケトルベル)は対象外。パワーリフティング競技者向けに最適化された製品であり、用途の方向が違います。

3.WurQ(アメリカ)— CrossFit公式パートナー

WurQ
🇺🇸 アメリカ|WurQ Inc.(Harvard Wyss Institute 由来技術)
CrossFit公式 第4バッチ予約中 iOS専用 月額$15〜
2026年6月末、CrossFit が WurQ を「CrossFit および CrossFit Games の公式パフォーマンス分析パートナー」に指名(長期独占契約)。functional fitness 専用に設計された史上初のウェアラブルセンサー・エコシステムとして発表されました。
構成手首センサー+胸センサーの2個。手首=扱う重量・器具の動き/胸=心拍+上半身の動き。合わせて3D空間での身体の動きを捕捉
動作認識152種類以上の動作を自動認識(10/12時点の製品ページでは「70種類超の固有種目+100種類超の派生種目」と表記)(ウエイトリフティング/ジムナスティクス/メタボリックコンディショニング)。AMRAP・RFT・EMOM の構造も自動分解
計測項目レップ数・ラウンド・稼働時間・休息・トランジション・ペーシング・心拍・ROM(自分のベースライン比)・rep cycle・仕事量・パワー出力
Biomechanicsバーピー等のコンディショニング動作の rep cycle 分析、クリーン/デッドリフトの短縮性(concentric)速度測定
Holistic Score1ワークアウトを 0〜100% でスコア化。Metcon はペーシング・休息・ROM・パワー・心拍変動を、筋力セッションはフォームと短縮性速度を評価
AIAIコンパニオン「Mars」。10万件超のトラッキング済ワークアウトで訓練。1RM推定・ペース戦略提案・負荷progression分析をチャットで相談可能
運用ワークアウト中のみ装着(終日装着ではない)。スマホの携帯不要(開始・停止時のみ必要。データはセンサーに蓄積し後で同期)
販売状況「Reserve Batch 4 Now」=第4バッチの予約受付中(10/12時点)。出荷は「その時点のバッチの予定に沿って」とだけあり、具体的な出荷日は書かれていない
料金月額$15/$19の表示+「本体(ハードウェア)は無料で付属」=本体を売り切るのではなく月額課金に本体が付く形。$15と$19のどちらが通常価格か(打ち消し線の割引表示か)はページから判別できない。別枠で「Founding Member(創設メンバー)」募集があり、2分の申込→選ばれたら7日以内に購入で本体の補助と割引した月額の固定
対応スマホiPhone(App Store)のみ。公式FAQ:「Our app is currently available only on iOS.」(現在アプリは iOS のみ)。Android 版の予定は書かれていない。iPad で使えるかも記載なし
配送・返品国際発送あり(米国発・関税等は購入者負担)。到着から14日間の返品可(米国内は返送料$7.99)

企業プロフィール

社名WurQ Inc.
設立2022年
所在地マサチューセッツ州 サマービル(ボストン近郊/Harvard Wyss Institute と同エリア)
出自ハーバード大学がバックアップするスタートアップ。研究フェーズで 全米科学財団(NSF) と NFL Players Health Study の支援を受けている
技術基盤ウェアラブルセンサー + ディープラーニング+信号処理アルゴリズムで、機能的動作・筋力トレーニングの量・質・強度を評価
応用範囲スポーツに留まらず ヘルスケア・労働現場(workforce) の安全性・効率化まで視野に入れている
タグライン「Your WOD Quantified」(あなたのWODを定量化する)
SNS(10/12確認)Instagram @wurq.inc(Morning Chalk Up の記事でも同じアカウントを紹介)/YouTube @WurQ_Inc(「WurQ Onboarding: Sensor Setup & Workout Guide」などの使い方動画)/LinkedIn wurqsystem(フォロワー562・本社 Allston, MA・「Where Movement Meets Science」)。X(旧Twitter)の公式アカウントは見つからず。公式サイトには SNS へのリンクがない
HWPO と提携(2025-11)Mat Fraser 率いる HWPO と提携し、WurQ の計測と HWPO のコーチングを組み合わせたプログラムを開始(当初は HWPO アンバサダー限定・2026年に拡大予定。Morning Chalk Up 2025-11-24)
社名の読み方について:公式サイト(About Us・製品ページ・FAQ)、CrossFit の発表記事、Athletech News のいずれにも発音・カタカナ表記の明示はありませんでした。ただし①タグラインが「Your WOD Quantified」=末尾のQは Quantified の Q、②公式が "physical work" "work volume" "ability to perform work" と work を中核概念として繰り返す、③英語 work の発音 /wɜːrk/ の wɜːr を Wur と綴り語尾 k を Q に置換した造語と読める——以上から 「ワーク」と読む可能性が高いと推定されます(※公式確認が取れていない推定であることを明記します)。

「CrossFit公式」の中身(2026年の実際)

契約形態長期・独占のパートナーシップ。CrossFit本体と CrossFit Games 両方の「Official Performance Analytics Partner」
発表時期2026年6月末(CrossFit公式サイトで発表)
展開範囲CrossFitのグローバル・アフィリエイト(加盟ジム)ネットワーク全体への展開が予定されている
Games統合CrossFit Games に統合され、リアルタイムのパフォーマンス指標が放送を強化する計画。10/12再調査:2026 Games(7月)で実際にどこまで放送に使われたかを伝える事後報道は見つからなかった
2026 Games7月22〜26日・カリフォルニア州サンノゼ開催。男子優勝 James Sprague/女子優勝 Aimee Cringle/チーム優勝 CrossFit Whip
アフィリエイト向けジムオーナー・コーチに 「選手のベースライン設定・プログラムのパーソナライズ・メンバー進捗測定・クラスのゲーミフィケーション」 の新ツールを提供する設計。公式サイトにも "Built for Affiliates, Coaches, and Athletes" と明記
早期接触の場2026 CrossFit Owners and Coaches Conference(オーナー・コーチ向け会議)で新ブランド・パートナーシップへの早期/独占アクセス機会が提供されている
💡 加盟ジム(アフィリエイト)経由で情報が取れる可能性が高い:WurQ は CrossFit HQ が加盟ジムネットワーク全体に展開する前提で設計されており、オーナー・コーチ向けのツール群が明示されています。日本の加盟ボックスのオーナーにも HQ から案内が届いている可能性があります。実機に触れる・先行導入情報を得る・アフィリエイト割引の有無を知る——いずれも加盟ジム経由が最短ルートになり得ます。
🆕 2026-10-12 再調査の結論:Android ユーザーは今は使えない
  • アプリが iOS 専用=Android では使えない(前回「不明」としていた点が確定)。iPad で動くかは公式に記載がなく未確認
  • 料金は月額$15〜(本体無料)=買い切りではなく、使い続ける限り課金が続く(為替次第で月2,200〜2,900円程度)
  • 独立したレビューはまだ見当たらない(実機の声は公式サイトの推薦文と、ベータテスターの掲示板投稿のみ)
  • 10/13〜10/25 に公式の懸賞(Pukie sweepstakes)あり。賞品は10/31までに届ける予定
→ Android 版の公表を待つのが妥当。それまでは PoinT GO(Android・日本語・買い切り)が第一候補のまま。

4.VBT市場マップ — 主要15製品の価格×方式×精度

製品国方式本体価格継続課金精度・特記
GymAware RS🇦🇺豪LPT(ワイヤー)$2,200台数増でも定額±1%・約20年開発の業界ゴールドスタンダード
Perch🇺🇸米カメラ(ラック設置)$1,995$3,000/年〜3Dトラッキング・ウェアラブル/配線不要
FLEX Stronger🇺🇸米レーザー光学$495個人アプリ無料Vitruveより高精度との研究報告あり
Vitruve🇪🇸西LPT$447Teams $620/年〜デバイス台数分ソフト課金=拡大でコスト増
PUSH Band 2.0🇨🇦加IMU(バンド)$399—±3%・ワイヤレスの定番
Enode Pro🇳🇴諾IMU$329—1分未満セットアップ・フライホイール対応・Apple Watch版Enode One発表
PoinT GO🇰🇷韓IMU 800Hz₩238,000
(≒$170前後)
無料98%+・10指標を1台・Android/iOS・日本語UI・★4.9(37件)
MyLift LPT—LPT$199—エントリー価格帯
Stance🇬🇧英IMU+スマートウォッチ£132
(10/12・セール表示)
なし
(買い切り)
iOS専用・スクワット/ベンチ/デッドリフト(5月追加)・sticking point検出
MoveFactorX🇺🇸米IMU競合$500より安価なし2021設立・ミシガン州・バーベル+自重対応
Remaker🇬🇧英ストレインゲージ+IMU無料ティアありOperator LicenseLink(張力)+Move(加速度)の2センサー構成
Output Sports🇮🇪愛IMU非公表—筋力・パワー・動作テストを1デバイスで
RepOne🇺🇸米LPT/スマホカメラ非公表—カメラ方式の先駆・照明とカメラ位置に精度依存
Vmaxpro🇩🇪独IMU(加速度+ジャイロ)非公表—包括的な動作分析
WurQ🇺🇸米IMU×2(手首+胸)本体無料
(月額に付属・第4バッチ予約中)
月$15/$19CrossFit公式・152動作自動認識・AI「Mars」
※ 価格は2026年9月時点の各社公表値。為替・キャンペーンで変動します。「非公表」=問い合わせ制または本調査で確認できなかったもの。

4-b.【用語解説】GymAware と Vitruve とは何者か

韓国ユーザーのレビューに出てくる「外産VBT機器(GymAware・Vitruve等)は高価で参入障壁が高い」という比較対象の2社です。この業界の「基準」を作ってきた存在なので、PoinT GO の位置づけを理解するうえで重要です。
GymAware
🇦🇺 オーストラリア・キャンベラ
業界のゴールドスタンダード
運営会社Kinetic Performance Technology
設立2002年(約24年の歴史)
創業者Evan Lawton・Rob Shugg。オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)の生理学ラボの技術者だった2人が、郊外のガレージで初代GymAwareを設計したのが始まり
技術光学エンコーダー式リニアポジショントランスデューサ。水晶発振子の時間基準で変位を第一原理から算出=原理的に最高精度(±1%)
採用実績NBAの67%・NFLの41%・NHLの68%・MLBの77%のチームのウェイトルームで使用。15年以上にわたり世界チャンピオン・オリンピアン・プロ選手に採用
最新動向2026年に VALD Performance が買収。オーストラリアを代表するスポーツテック2社が統合
価格$2,200(約32万円)
ひとことで言うと 「VBTという分野そのものを作った、プロスポーツ界の標準機」。北米4大リーグの過半数が使っている業界の物差しです。個人には価格的に過剰。
Vitruve
🇪🇸 スペイン
中堅の定番
旧社名Speed4Lifts(現在はVitruveにリブランド)
社名の由来レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図(Vitruvian Man)」
企業スペインのテックスタートアップ。スポーツパフォーマンス向けのソフト+ハードを開発
技術リニアエンコーダー(ワイヤー式)。コンパクト・バッテリー駆動でタブレット同期
チーム運用Vitruve Teams アプリで iPad 1台に最大3台のエンコーダーを同時接続。複数選手のデータを並行収集
主要市場米国が中心だが世界販売
価格$447(約6.5万円)+ Teams プラン $620/年〜
ひとことで言うと 「GymAwareの価格を1/5に下げた実用機」。ただしデバイス台数ごとにソフト課金がかかる設計なので、台数を増やすとコストが膨らみます。
PoinT GO の立ち位置がここで分かります:GymAware($2,200)=プロ用の物差し、Vitruve($447+年$620)=中堅の実用機。これに対し PoinT GO は ¥27,822 買い切り・継続課金ゼロ。しかも両者がワイヤー式でバーベルの直線運動しか測れないのに対し、PoinT GO は IMU なので ジャンプ・回旋・自重・可動域まで1台でカバーします。精度では GymAware に譲りますが(±1% vs 98%+)、個人が自宅で使うという条件では測れる幅と価格が効きます。

5.技術方式の違い — なぜ精度と価格が分かれるか

① LPT(Linear Position Transducer/リニアポジショントランスデューサ)
代表:GymAware RS・Vitruve・RepOne・Tendo・MyLift

床置きユニットからワイヤーを伸ばしてバーに繋ぎ、ワイヤーの繰り出し量と時間から変位・速度を直接計算する方式。物理的に長さを測るため原理的に最も正確。

✅ 最高精度(±1%)/垂直運動に強い/校正不要
❌ 高価/毎回ワイヤー着脱/持ち運びが大がかり/回旋・ジャンプ・自重には使えない
② IMU(慣性計測ユニット=加速度計+ジャイロスコープ)
代表:PoinT GO・Stance・WurQ・PUSH・Enode・Vmaxpro・Output・MoveFactorX

小型センサー内部の加速度・角速度を積分して動きを推定。バーにも身体にも付けられるため測れる対象が圧倒的に広い。積分誤差の処理がメーカーの腕の見せ所で、サンプリング周波数(PoinT GOは800Hz)とアルゴリズムが精度を決める。

✅ 小型軽量・携帯性/回旋・ジャンプ・自重・体操系も測れる/安価/ワイヤー不要
❌ LPTよりわずかに誤差が出る/チェーン等の特殊条件で乱れることがある/アルゴリズム更新で精度が変わる
③ カメラ/コンピュータビジョン
代表:Perch(ラック設置)・Metric・RepOne(スマホ)・Eliteform

カメラ映像からバーやプレートを画像認識して位置を追跡。装着物ゼロで運用できるのが最大の利点。

✅ ウェアラブル不要/複数人を同時計測しやすい/ラック常設で運用が楽
❌ 照明・カメラ位置に精度が強く依存/設置コスト大/持ち運び不可(Perch $1,995+年$3,000)
④ レーザー光学
代表:FLEX Stronger

レーザーで床に対するバーの垂直・水平位置を直接計測し、位置データを微分して速度を得る。IMUの積分誤差問題を回避できる。

✅ 高精度(研究でVitruveより高精度との報告)/装着物が少ない
❌ $495と中価格帯/基本的にバーベル種目向け

6.Android+クロスフィットでの適合度マトリクス

判定軸
PoinT GO
Stance
WurQ
Android対応
◎ 両対応
✗ iOS専用
Android 9月予定→未公開
✗ iOS専用
10/12確定
クロスフィット種目
(スナッチ・クリーン・C&J)
◎ Weightlifting
モード搭載
✗ スクワット・ベンチ
デッドリフトのみ
◎ 152動作
自動認識
懸垂・マッスルアップ
(自重・体操系)
△ ROM/Jump
で転用可
✗ 非対応
◎ ジムナス
ティクス対応
ケトルベル・スイング
◎ Swing
モード搭載
✗ 非対応
◎ 対応
ジャンプ・爆発力
◎ Jump+RSI
✗ 非対応
△ パワー出力
継続課金なし
◎ 完全無料
◎ 買い切り
切替も無料に
✗ 月$15〜
本体は無料
日本語UI
◎ 対応
✗ 英語のみ
✗ 英語のみ
今すぐ買えるか
◎ 公式販売中
△ 買えるが
使えない
△ 予約で
買えるが使えない
価格
◎ ₩238,000
≒2.4万円前後
△ £132
≒2.6万円前後
△ 本体無料
月$15〜(年$180〜)

購入前の注意点(PoinT GO)

6-b.日本から買えます(実確認済み)

🆕 10/12 追記:日本に正規代理店があった(9/12 の調査では見落としていた)
日本語ページ・日本円表示で購入可能:poin-t-go.com/ja/product-page/point-go?currency=JPY(製品説明・8機能の解説もすべて日本語化済み。「カートに追加する」「今すぐ購入」ボタンが機能します)
日本円価格¥28,114(10/12時点・9/12は ¥27,822=ウォン建てのため為替で変動)
海外発送全世界配送可能(配送ポリシー 2026-03-21 最終更新で明記)
配送業者DHL・USPS・GoFo・SingPost など主要国際配送業者
所要日数海外は7〜21日(国により変動)
送料(日本/実測)¥1,346
通貨ストア基準通貨は韓国ウォン(KRW)。決済時に表示通貨を選択可。為替は決済時点のレート適用
関税・消費税受け取る人の負担。商品代金に含まれません
問い合わせpoint-go@piehealthcare.kr/+82-70-7666-9144(平日 10:00〜18:00・昼休 12:00〜13:00 除く/韓国時間=日本と同時刻)
総額の目安(2026-09-12 カート実測):公式ストアのカートに入れ、配送先を 日本(関東) に設定した状態で表示された実額は次のとおり(個人情報入力・決済は一切していません)。
 小計 ¥27,248 + 配達料 ¥1,346 = 合計 ¥28,594(※本体価格は為替により日々変動。前回確認時は ¥27,822)
これに日本側の輸入消費税・通関手数料が別途かかります。個人輸入の課税価格は一般に商品代金の60%(≒¥16,300)で計算されるため 消費税は概ね1,600円前後、DHL等の通関立替手数料が 1,000円前後。実額は通関時に確定するため断定はできませんが、着地の総額はおおむね ¥31,000〜¥32,000 が目安です。

7.購入判断フロー(提案)

STEP 1
メーカーに確認
PoinT GO に ①日本発送可否 ②懸垂・マッスルアップへの ROM 適用可否 ③データエクスポートの可否 を問い合わせ(日本語UI対応=日本語が通じる可能性)
STEP 2
回答次第で購入
①②がOKなら ₩238,000 で購入。サブスク不要なのでランニングコストゼロ。失敗しても損失は2.4万円前後
STEP 3
10月に実戦投入
届いたら、普段の種目で ROM・速度のベースラインを測る
STEP 4
WurQを観測
Android 版の公表を待つ(10/12時点で iOS 専用・月額$15〜・第4バッチ予約中)。出たら PoinT GO との併用/乗り換えを検討
なぜ今 PoinT GO を推すか:GymAware($2,200)や Perch($1,995+年$3,000)は精度で上回りますが、個人の自宅トレーニングには過剰投資です。PoinT GO は「1台で10指標・サブスク無料・Android日本語対応・2.4万円前後」という組み合わせが唯一無二で、失敗しても痛くない金額でデータドリブンな計測を始められるのが最大の価値です。韓国のユーザーが口を揃えて「外産は60万ウォン台〜で参入障壁が高かった」と書いているのがまさにその構図です。

8.出典(一次ソース)

PoinT GO / Pie Healthcare

Stance Fitness

WurQ / CrossFit

市場全体・比較